カンボジア人と一緒に働くことについて
BARで働き始めたとき、自分以外の全員が外国人(クメール人)という環境にものすごいストレスを感じたけど(問題が起きたとき、自分以外のスタッフが自分の知らない言語でブワーっと話して、結果解決したのかどうかもわからないときの”無力感”とか…)、これはたぶん日系企業で働くクメールの人も同じ気持ちだと思う。
彼らの場合、お客さんもほとんど外国人のケースが多いから(クメール人の所得的に日系のサービスや飲食店は中々利用できないはずなので)、僕のときよりも疎外感を感じやすいはず。そんななかで愛情(関心)の感じられない上司しかいなかったら??辞めやすいだろうな。
学習塾の先生をやってた頃、2人いたアシスタントスタッフを1人辞めさせてしまった。当時は「良い給料もらってるんだからしっかり働け!」みたいな気持ちを持ちながら接していたから、僕を通り越して当時の社長に直接クレームを入れられるような有様だった。クメール人の特徴(プライドが高い)を踏まえつつ、もう少し相手の立場のことを考えて(当時は20歳近い年上の旦那がいて子供が生まれたばかりの若い女の子)、こまめにケアできれば、たとえ辞めたとしても、今とは違った結果になったんだろうなあとは思う(今はもう連絡が取れない)。「人に優しく」これが難しい。
外国人から見た日本人の評価について
日本ブランドが弱くなったと言われて久しい。海外で外国人相手に商売して思うのは、サービスとか会社の競争力はさておき、日本人そのものはまだ世界的に愛されているということ。日本にいると嫌韓国・中国の空気が強いが、実際に客商売で接してみて、今まで彼らから嫌な対応をされたことがない。「(歴史背景的に)俺は日本人が嫌いだ」という韓国の人に1人だけ会ったことがあるけど、その人でさえ一緒に酒を飲んだら「お前は兄弟だ」と言って、自分の友達をお店に連れてきてくれた。
吉本隆明さんが生前、「みなさんが『国』というのは『政府』のことです。『中国が』『日本が』と言っているのは、実はその国を治めている『為政者』の話をしているんです」と言ってたけど、どこの国が好き/嫌い"というのはその国の「政府」に対してだから、民間(人)同士ではいくらでも仲良くできるということ。
カンボジアで韓国の方と交流! – CAMBODIA WORK
カンボジアの若者が店舗での買い物を好む傾向について
カンボジアの人は見栄っ張り! – CAMBODIA WORK
日本だと若い人を中心に店舗よりネットで買い物を済ませる人が多いと思うけど、カンボジア人は若者が多い国(平均年齢24歳)の割に店舗での買い物を好む。このことを「宅急便が無いからネットショッピングが流行らないのかな?」位に考えてたけど、こっちの人に言わせるとそれは少し違うらしい。
『横田さん、知らないんですか?あいつら(クメール人)はかっこつけたいんですよ?お店で高いものを買うところを他の人に見てもらいたい。買った商品の袋を持ち歩きたいからちょっと高くてもイオンで買うんです。ネットで買ったら、誰も見てくれないじゃないですか!』とのこと。知らんわ。
「お店まで買い物に行く時間が惜しい(タイムイズマネー)」という発想はこっちの人に無いらしい。日本人と同じ価値観(だろう)という考えでクメール人相手に商売したら確実に失敗するんだろうなあと思った次第。
yahooニュースに実名で汚いコメントを残す人たちについて
「NewsUp 炎上参加者 実はごく少数?」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160523/k10010531831000.html
いわれてみれば、FB上でYahooニュース(主にエンタメ系)にネガティブなコメントを書く人は顔ぶれが似たりよったりで他の記事でも辛口コメントを残している。だからネットで叩く人が多いんじゃなくて、少数の人が大量に中傷コメントを書いているというのは実態に近いんじゃないかと思う。
個人的に驚くのは、そういう発言をしている人のプロフィールの多くが実名で会社名を普通に載せてること。多くは年配の方だけど、これは批判を覚悟で書いているというよりも単純にネットのリテラシーが低いせいでYAHOOニュースにコメントしたら「自分の意見が何万人に見られる(評価される)」という当たり前のことを想像できないからやらかしているだけだと思う。
2chやmixi、twitterみたいな匿名サービスを経験せずにいきなりFacebookからSNSを始めた人はこういう罠に陥りやすいんじゃないかな。スポーツ新聞とかテレビを見て家で吐いてきた言葉をそのままネットに書き込んでる感じがする。あまりにも無防備。
Ztone cafe ~カンボジアにおける飲食店経営の成功事例~
Sovanna Shopping Center内にある日本人経営のクメールレストラン「ztonecafe」、1〜3Fまであるこのお店は席数がかなり多いのだが、お昼どきに行ったらほぼ満席(ランチは平均150組入るそうだ)、店内は中国・韓国・欧米・クメール・日本人まで多国籍のお客さんで賑わっていた。カンボジアにある日系の飲食店でここまで繁盛してるお店は正直少ないので同じ日本人としてなんだか嬉しかった。
昨日ここのオーナーをうちのお客さんからご紹介頂いた。カンボジア在住4年強、飲食20年の方。「どうしてこのお店はこんなに繁盛してるんだろう?」と不思議でたくさん質問してしまった。1番印象深かったのが「カンボジアで飲食をやるのキツくないですか?」というぼくの質問に対する「マーケティングをちゃんとやれば大丈夫」という応え。その立地(客層)に合った店舗デザインと価格設定をやればどこでもいけるのだという。
たとえば、ここのお店の料理は1皿2$(高くても3$まで)だけど、これをあと1$高くしたらお客さんは30%減る、そういうことを考えて価格を設定する。「日本料理屋だから…日本人が作ってるから…ボンケンコンエリア(家賃高い)だから◯◯$」ではなくお客さんの財布から考える。
その人曰くこっちにいる日本人に必要だと感じるのは「海外で商売をするノウハウ」「ノウハウが貯めるまでの我慢(すぐに撤退しないこと)」、逆にいえば、それさえあれば元々高い能力を持った日本人は上手くいくのだと。カンボジアで活躍する日本人がもっと増えてほしいと思う。まずは自分がかんばる。
<Ztone cafe>
#13-15 St Diamond,Sangkat Tumnup Tuk,Khan Chamkarmorn
077-820-885
ぼくのお母さんについて
「イメージコンサルタント・澁谷有里さんのロンドン」
https://www.skyscanner.jp/news/inspiration/image-consultants/
ぼくの母さん(と呼ばせてもらってる人)の記事。
ファッションショーのモデルとして「無言の表現(身体表現)」、指導者になってからは「言語表現」を身に付けた彼女。発する言葉に重みを持ちそれと同じくらい自身の立居振舞い(非言語)でも人に伝えられる人。変な話、彼女の立ち姿を見るだけでも気付きがある。
このことを実感したのは、仲間内で3日3晩飲んでるときに彼女が「あたしと遊ぶと、みんな変わるのよ~♪」みたいなことを言った。要は彼女が人に与える影響力の話なのだが、飲み会が終わってからこの言葉を実感した。日常生活に戻ってしばらくすると「あれ?」となる。ことあるごとに「あれ?こういうとき○○ならどうするんだっけ?」といちいち自分の立居振舞を見直すようになった。飲み会の間、彼女から「こうしなさい」と注意を受けたことは1度もないが、自然に彼女のやり方を模倣していた。
機会があれば、カンボジアの人たちにウォーキングレッスンをして欲しい。こっちの女の子は(サンダルを履いているせいか)ガニ股の子が多い。そのせいで可愛い子でも色気を落としているのは勿体ないので。母さんにオーダーできるようになるくらい、まずは稼がなくては。
マレーシア産の精力剤(ARABICA COFFEE)
薬品販売会社をしている中国人のお客さんに商品サンプルを頂いた。
"Arabica Coffee"と書いてあるから普通の珈琲かな?と思ったら精力剤。「(効果が)強すぎるから3日に1杯だけ飲んでくれ。」とのこと。マレーシア産で1箱14$(4回分)。
肌を白くする薬とか精力剤系とかカンボジアで流通している劇薬はマレーシア産が多い気がする。「ダラー(スーパスター)facebook」の"sonn kanika"ちゃんが動画で紹介してる化粧品(肌が白くなるやつ)もマレーシア産だった。実際に効果があるらしく結構売れると言ってた。
<sonn kanika>
https://www.facebook.com/sonnkanikaofficial/?fref=ts
日本で言うところのYOUTUBER。10代(2016年7月現在)にして化粧品販売会社を経営。
一度彼女のお店で会ったことがあるが、聡明で頭の良い子だなという印象。
試したい方がいたら連絡ください。