フラジャイル日記

意識、それがすでにひとつの弱点である(三島由紀夫「夜の車」)

「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」

夫婦生活は自分に欠落してるものを自覚するための「井戸掘り」で、相互治療的なんだと。

 

自分は結婚経験はないけど、家族以外の誰かと一緒に暮らすまたは特定の誰かと至近距離で一定期間関わるのも同じ効果があるように思える。そういう時期はしんどかった。そのときに他者から生活面のことを指摘されても聞く耳を持てなかった。

 

それが最近になって少しずつ自分のことを知る機会が出てきた。今関わっている人の影響なのか自分の年齢のせいなのかは分からない。ただ、内容的には今まで色んな人に何回も言われてきたようなことでも少し受け入れられるようになってきた。本当に理由は分からない。

 

 

>河合)愛し合ってるふたりが結婚したら幸福になるという、そんなばかな話はない。そんなことを思って結婚するから憂鬱になるんですね。なんのために結婚して夫婦になるのかといったら、苦しむために「井戸掘り」をするためなんだ、というのがぼくの結論なのです。

 

 

>村上)「われわれは苦しむために結婚するんだ」という河合先生の定義は、すごく新鮮で面白かったです。ーー結局のところ、自分の欠落を埋めることができるのは自分自身でしかないわけです。他人がやってくれるものではない。そして欠落を埋めるには、その欠落の場所と大きさを、自分できっちりと認識するしかない。
(第一夜:結婚と「井戸掘り」)

 

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