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プノンペン奮闘日記

2015年1月からプノンペン。現地で「Prettywoman」というガールズバーをやっています。

【人事】カンボジア人のマネジメントについて

最近お店がいい感じである。昔働いてたスタッフが戻ってきたり、元々いたスタッフが新しい女の子を紹介してくれたりと、お店の活気が戻りつつある。女の子の人数が多いとお客さんが好みの女の子を見つけやすい(リピーターになりやすい)ので、ホステスの人数は極めて重要。よそのお店からスカウトしてくるのは時間もお金もかかる割に確実性がないので、スタッフから紹介してもらえるのは有難い。あと今日、キャッシャーの女の子が「(本当は休みたいけど)週末はお客さんが多いから」と言って自分から休みの日をズラしてくれたのは嬉しかった。

 

カンボジアに来てから今まで、悩み続けているのはスタッフとの人間関係。東南アジアで仕事すると"日本人"というだけでマネージャーを担当するケースが多いと思う。僕の場合もそうで日本でのマネジメント経験が一切無い状態で取り組んだ。結果、塾の先生をやってたときはアシスタントの1人が辞めてしまったし、水商売に関わってからもたくさんのスタッフが辞めている。 こっちの人は日本人ほど我慢強くないので、仕事(主に上司)が気に入らなかったらすぐに辞めるし、また社会的にもそのことが許されている。「石の上にも3年」的な発想はない。だから、スタッフが辞めたことが100%自分のせいだとは正直思っていないけど、それでも、普段からスタッフをよく観察して早い段階から問題をつぶしていれば、辞めるのを防げたケースは間違いなくある。要するにぼくの器量不足。

 

こっちで商売してる日本人の方から「カンボジア人はすぐに仕事を辞める」という話を聞くけど、これは半分正解で半分間違いだと思う。現にうちのマネージャーの2人(ワンさんとテラ)はもう2年近く働いている。2人とも「どうすれば会社がよくなるか?」を考え、自学自習で動いている。「この人についていきたい」と思ってもらうこと。「この人は自分のことを大切に扱ってくれている」と相手に感じてもらうことが重要だと思う。 日本だとダメな上司でもスタッフが我慢してくれるけど(陰口を叩かれる位だけど)、日本人ほど我慢強くない外国人相手にそれは通用しない。「お前はダメだ」とはっきり言われるか、(黙って)辞められる。ぼくもスタッフ達から散々「ティーチャー、オッチャラート!(頭が悪い)」と言われ、仕事が終わってからは「全部、自分(君)が悪い」と社長に詰められた。本当に毎日説教されたのだが、言ってる内容はいつもシンプルで突き詰めれば「スタッフを大事にしろ」。

 

カンボジアに来る前、リーダーといえばカリスマ性を持っていることが重要で、資質的な要素が大きいと思っていた。実際にマネージャーのポジションを1年やってみてそれはあまり関係ないなと思うようになった。それよりもスタッフのことを大事に扱えるかどうか?や、相手に愛情を伝える努力(工夫)を続けられる、ある種の"マメさ"が人の上に立つ人に求められる重要なスキルだと思う。