Prettywoman

プノンペンのガルバ店長やっています(した)

2019年2月の振り返り

# 狙い

1ヶ月の行動を振りかえり
「よかったこと(継続)」や「もっとできたこと(改善点)」を考える。「失敗した!」と思うことから”教訓”を得る。

 

# 予定の棚卸し

* 2/01 IT関係者の方と会食 | 上野
* 2/02 構造主義講座 | 横浜
* 2/05 勉強会 | 秋葉原
* 2/07 勉強会LT | 秋葉原
* 2/08 IT経営者(カンボジア関係)の方と会食 | 東京
* 2/12 IT面談 | 三越前
* 2/13 後輩と会食 | 上野
* 2/14 古武道 | 野田
* 2/15 友人と会食(誕生日の前倒し祝い) | 東京
* 2/17 カンボジア関係者の方と会食 | 東京
* 2/20 古武道 | 野田
* 2/21 新卒社会人の方と会食 | 上野
* 2/22 留学生の方と会食(→キャンセル)| 秋葉原
* 2/25 人材事業関係者の方と会食 | 金町
* 2/26 IT個別勉強会 | 池袋
* 2/27 古武道 | 野田

 

# よかったこと

1. 【マインドセット】

「費用対効果の感覚」を身につけたこと
* ある行動(読書/映画/会食/勉強会)に使った時間やお金の元を取ろうとする
* そのために「相手に何を与え、引き出せるか?」を事前に考える

 

2. 【仕事】

4月からフリーランスエンジニアとして活動
* Twitter→ITオフ会がきっかけで頂いたご縁
* ”めちゃめちゃ勉強すること”が条件

 

3. 【人】

新しい出会いに恵まれたこと
* "ダイの大冒険"に出てくる「アバン先生」のように優しく厳しいITエンジニア
* 各国の軍人に体術を教えている齢80近いおじいちゃん
* あだ名が「釈尊」(周りの運気を高める)の人材会社経営者

 

4. 【アイデア】

身近な人間関係を数値に置き換える
* 自分の身近にいる人たちをリストに書き出す。
* それらの人たちとの利害関係と感情(好き具合)を、数値で表現する
* 「今の自分にとって大切な人が誰か?」を客観視でき、自分のリソースを注力できる
* 「大切な人のために何をすべきか?」という視線でタスクを考えられる

 

5. 【学び】

構造主義」講座の企画・声かけ
* 参加賞が決まっていない状態から「決めるが先」で行動し、結果を出せたこと
* 贈与論、記号論、異文化理解が進んだこと(実践あるのみ)

 

6. 【会計】

確定申告の勉強

* (フリーランス漫画本を1冊)して、経費申請にビビらなくなった
* 「100点の確定申告できるフリーランスはいない」と割り切って、気軽に出す
* 税理士に相談予定(3月中に顔合わせ?)

 

7. 【住居】家探し
* 平日秋葉原or神田のゲストハウス(1泊2000円、月4万円)、週末は実家のデュアルライフで様子見

 


# 教訓

 

 【時間】

1. 土日に都内で予定を入れない
  * 行動を起こすコスト(時間やお金や意識)が高くなれば、満足感を得ることは難しい
* 自分が楽しいと思えなければ、同席者は楽しめない。相手の時間泥棒になる

 

 【対人関係】

2. 好きな人とだけ関わる
* 上司の愚痴、手前勝手な行動が続く人と、徐々に距離を置いていく
* コスト意識、give意識を持った方と交流を深めたい。まずは自分がそうなる

 

 【学習姿勢】

3. 下手の考え休むに似たり ~バカはとにかく手を動かせ~
* 初心者(バカ)が考えても学びは少ない。
* 初心者(バカ)ほど見栄を張って上級者の内容を知りたがる
* 初心者(バカ)は手を動かしてアウトプット⇔フィードバック(→このサイクルを高速でまわす)

「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」

夫婦生活は自分に欠落してるものを自覚するための「井戸掘り」で、相互治療的なんだと。

 

自分は結婚経験はないけど、家族以外の誰かと一緒に暮らすまたは特定の誰かと至近距離で一定期間関わるのも同じ効果があるように思える。そういう時期はしんどかった。そのときに他者から生活面のことを指摘されても聞く耳を持てなかった。

 

それが最近になって少しずつ自分のことを知る機会が出てきた。今関わっている人の影響なのか自分の年齢のせいなのかは分からない。ただ、内容的には今まで色んな人に何回も言われてきたようなことでも少し受け入れられるようになってきた。本当に理由は分からない。

 

 

>河合)愛し合ってるふたりが結婚したら幸福になるという、そんなばかな話はない。そんなことを思って結婚するから憂鬱になるんですね。なんのために結婚して夫婦になるのかといったら、苦しむために「井戸掘り」をするためなんだ、というのがぼくの結論なのです。

 

 

>村上)「われわれは苦しむために結婚するんだ」という河合先生の定義は、すごく新鮮で面白かったです。ーー結局のところ、自分の欠落を埋めることができるのは自分自身でしかないわけです。他人がやってくれるものではない。そして欠落を埋めるには、その欠落の場所と大きさを、自分できっちりと認識するしかない。
(第一夜:結婚と「井戸掘り」)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4101001456/ref=cm_sw_r_fa_api_i_b8udBbSZMHWVQ

開かれた対話

フィンランド発祥の精神療法「オープン・ダイアローグ」(毎日、一定の時間、会話する※wiki)がひきこもり症状にすこぶる有効とのこと。「ああしろ(指示)」「これがいい(説得))」を用いず、対話を通すことでひきこもってる人の自主性や自発性を促すのだとか。

 

たまにカウンセリングを勉強した人と話していて「誘導されてるな」と感じることがある。あの答えが用意されて、それに誘導されてる感覚が自分にとっては嫌だった。そう考えると相手とフラットな関係性で行う対話は、信頼関係を築くのにいいんだと思う。

 

>「働け」と、ひきこもりを「説得」しても無駄なのは、指示や説教が当事者の力を奪うからだ。

https://t.co/A9IBVHwCQM

酒乱の人

>こういう人には、ビデオに撮って酔った醜い姿を見せてあげると、かなり効果がある。いくら家族から「ひどい」と言われても信じないからね。うちの親もそうだった。父は私が書いたエッセイを読んでびっくり仰天、初めて自分の酒乱ぶりを自覚したらしい(40年も自覚せんで生きてきたところがすごい)。

アルコールと病気--TOKIOの会見を観て(田口ランディ)
https://note.mu/randyt/n/n823619dca9fb

 

酒乱の知人が2人いる。1人は深酒をしたら暴言を吐いたり暴力的に。昔からそうらしいけど特に周りが年上で気を使う場面だと緊張からそうなりやすいのだという。当の本人は全く記憶がない。昼間は礼儀正しくて気持ちいい人だけに酒乱のときの印象を残してしまうのは本人にとって勿体無いと思った。人が離れてしまう。

 

もう1人の知人は酔っ払ったら多少スケべになって卑猥な単語を大声で出すタイプ。元々本人のキャラもあってギリギリ愛嬌で済ませられるレベルだったけど、先日久しぶりに会ったらその症状も収まっていた。変な酔い方をしなくなった。本人にそのことを伝えたら「無理/我慢をしなくなったなぁ」と。確かに僕が知ってるときよりも怒りっぽくなっていた(僕は良いことだと思う)。彼は今は人生がすごく楽しいと言ってた。肚の中と体裁とのギャップを減らしたら酒乱を少しはマシにできるかもしれない。

 

占い師に見てもらいました

先日退社した従業員(♂)と店の外で電話していたぼくの様子を見た店の女の子が「ティーチャーの様子がおかしい・(前はあんなに声を荒げなかったのに)」と不安になりそのことを占い師に相談したらしい。相談料$25。確かにここ数日は出勤したらぼくの晩飯が用意されていたり、スタッフたちになにかと気を使われていた。

 

占い師によれば、ここ最近のぼくの行動がおかしい(?)のは誰かにキツく注意されたからで、女の子の間では占い師がその問題を解決したことになっている(このサービスは相談料に含まれている)。これはカンボジアの人にとっては普通の行動で、自分に振り向いて欲しい異性がいるときなんかは占い師を使う。「私のことを好きになれ」ってなもん。日本でも週刊誌の最後のページに異性を惚れさせる”媚薬”の広告が載ってたりするから根っこは変わらないと思う。

 

どちらにしても、スタッフを心配させるのは良い上司といえないからもう少し元気にいこう。

カンボジア人について③

当たり前の話かもしれないが「日本人に好かれる日本人はカンボジア人にも好かれる」なぁとうちのスタッフ達を見ていて思う。

日本にいたら嫌な相手でも立場上我慢することが多いけど、こっちの人は素直だから自分が嫌だと感じたらハッキリ態度に出す。言葉が通じない分、相手の行動だけを見るので、所属してる組織とか立場を抜きにその人の人間性だけを評価する。そのあたりの感覚はものすごく動物的だ。基本的に裏表のある人は警戒される。

ぼくも最初の頃はめちゃくちゃ警戒されてたのだが、1年以上一緒に働いているうちに少しづつ(本当に少しづつ)心を開いてくれた。で、そういう子達に囲らやまれていると自分もうそをつけなくなる。元々愛想笑いは苦手だったのだが、最近はすぐ態度に出てしまう。気持ちのいい人にはタダでも尽くしたいと思うが、そうではない人とは深入りしない。そういう自分の中の線引きがハッキリしてきた。

最近そういう人達とお付き合いさせて頂いているので毎日が楽しい。自分の好きな人とだけ接しているので精神的にもいい。客商売をやってる人間としては微妙かもしれけれど。

浪花節

こっちにきて硬派な環境に1年以上身を置いているせいか「相手の面子」とか「筋を通す」といったものを多少は気にするようになってきた。そういうことを気にしていると"山っ気のある人"(気持ちを大事にする人)に惹かれるし、お客さんを始め、自分の周囲も自然とそういう人に恵まれるようになるから不思議だ。

そういう人たちの特徴として、気に入ってもらえるうちはとことん贔屓にしてもらえる一方で、一度筋違いとか相手の面子をつぶすようなことをすれば一気に手のひらを返される怖さも常にある。たとえば、今までぼくのお店で毎日のように通ってくれたお客さんが突然うちお店の隣にガールズバーを出すとか…極端にいえばそういうことをされかねない。

もちろん人間だから失敗することはあるし、何でもかんでもちゃぶ台を返される訳ではないのだが、たぶんここで重要なのは失敗(行動)そのものより失敗をおこした原因(性根)。相手のことを考えてやらかした無礼なら謝って許してもらえる可能性もあるがその逆は厳しい。今までどれだけ尽くした相手でも、そこに気持ちがないと判断されれば今まで自分のとった行動が一気に薄っぺらく感じさせてしまう。そしてカンボジアにはそういうタイプの日本人が多いと思う。

ぼくはどちらかといえば、行動>気持ち派の人間で、気持ちの部分がまだまだ弱い。今の社長のもとで学んだおかげで"AI"から"普通の人間"くらいにはなれたかもしれないけど、もう少し情念の強い人間になれればいいなと思う。